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奈良の飛鳥

先日の9月23日、用事もかねて奈良の明日香村へ出かけてきました。

まず向ったのは、蘇我馬子のお墓とされる石舞台古墳。

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周りになぁ~んにもないところに、ポツンと遺されています。
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もともとの形は不明だけれど、もっと大きかったということです。
こんなに大きな石をどうやって積み重ねたのか、昔の人の知恵と労力に感心しちゃいます。
石室に入ってみて、ピラミッドを思い出してしまいました。

お昼ごはんを食べてから向ったのは、その蘇我馬子が建てたという飛鳥寺。
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中に入ってみてすぐに迫ってくるほど近くに大仏様を見て、圧倒されます。
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この大仏様は、建立当時からずーっと同じ場所に鎮座しているそうです。
その隣には、16才の厩戸皇子(聖徳太子)の像。鞍作止利作です。
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外から見た飛鳥寺。
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飛鳥寺の西門を出ると、蘇我入鹿の首塚があります。
645年、中大兄皇子と中臣鎌足によって殺害された乙巳の変で、飛鳥板蓋宮で落とされた入鹿の首がここまで飛んできたため、
その祟りを祓うために建てられたそうな。
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向こう側に見えるのが、蘇我氏が拠点としていた甘樫丘。
この周辺で、飛鳥時代の歴史が刻まれていっていたのですね。

蘇我氏は結局は今の天皇家にとっての敵となり、滅ぼされていったからか、
馬子の墓や入鹿の首塚は、丁寧に丁重に保存されていないような気がするのは、私だけでしょうか。

飛鳥寺の近くに、中大兄皇子が作ったという日本最古の水時計の跡があるというので、行ってみました。
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「飛鳥水落遺跡」です。
水時計の説明がありましたが、チンプンカンプン。
どうやって機能していたのか、時計といっても、とても大掛かりな構造物です。
でも、「時」という認識が大切なもので、国を統べる上で重要なものであったということですね。
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この周りは、田んぼが続く、とてものどかで穏やかな景色でした。
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京都が、雅で華やかなのとは対照的で、
現代文明の開発の手があまり入っていない(恐らく遺跡がたくさん眠っているからなのでしょうか)
長閑な奈良の風景には、太古の昔の風と同じものが吹いているような
錯覚を感じさせるものがあるように感じます。


Commented by alpenkatze at 2014-09-29 20:12
日本史の授業を思い出して、すごく懐かしくなりました。
古墳もいろんな形があると習ったのを思い出しますが、こういう大きな石でできたのもあるんですね。興味深いなあ。
蘇我入鹿の首が飛んでる絵を何かでよく見かけたような。なるほど、なるほど、首塚はそれから・・・なんですね。
歴史の授業が一番好きだったんで、興味深く読ませていただきました!
彼岸花と田園風景、これもとても懐かしい気分になりました!
Commented by tokidokitasu at 2014-09-29 23:40
いいお天気の明日香村、気持ちいいお出かけですね!
奈良は、建造物が残っていないところも多く、
かえって想像力をかきたてられますね。
彼岸花がとってもきれい~
Commented by komachimaman at 2014-09-30 14:01
alpenkatzeさん♪
日本を思い出させる風景でしょう?
なんともいえず懐かしくなるような、気持ちが落ち着く場所でした。
入鹿の首が飛んでる絵って、それは衝撃的ですよね。
Commented by komachimaman at 2014-09-30 14:02
tokidokitasuさん♪
奈良はいまひとつ垢抜けしなくて、京都のほうが好きだわ♥って
思っていたのですが、年令でしょうか、奈良の昔から変わらない
風景が、今の私にはぴったりでした。
彼岸花の美しさを認識したのも、最近です。
by komachimaman | 2014-09-29 11:22 | 毎日のできごと | Comments(4)